一連の広域強盗事件の実行役と
フィリピンから2月に強制送還された指示役の今村被告ら
4人との具体的な接点が判明したことが明らかになりました。
ルフィ事件
きっかけは東京都狛江市で90歳の女性が強盗殺人の犠牲になった事件でした。
その後、同じ手口の事件が全国て多発していることがわかります。
実行犯はルフィを名乗る人物から指示を受けており、ルフィはフィリピンに
いるらしいことがわかりました。
ルフィがいる収容所を警察と入管か合同で一斉捜査したところ、
持ち込み禁止のはずの携帯電話が13台、タブレット端末2台
そしてインターネット接続機器一式が揃っており、外部との連絡が可能な環境でした。
賄賂を渡せばなんでもアリの収容所の中から実行役に指示を送っていたと見られます。
2023年2月、男4人が日本に強制送還されます。
この中の誰かがルフィとの可能性が高まっていました。
この時、「闇バイト」「テレグラム」などのワードが世間に一気に広がりました。
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具体的な接点
強盗実行役 宮沢優樹被告(22) 闇バイトに応募
捜査関係者によると、京都市の腕時計買い取り店で昨年5月、
高級腕時計41点(約6900万円相当)が奪われる強盗事件が発生。
被害品のうち11点(約1300万円相当)を運んだとして
盗品等運搬罪で起訴された無職宮沢優樹被告(22)が、
SNSを通じて「ルフィ」から指示を受け、腕時計を仲間に渡して
東京都内の貴金属買い取り店で換金させていたことが判明しました。
その後現金を今村被告の口座に送金したことがわかりました。
送金されたお金は、今村被告ら4人が当時収容されていた
フィリピンの入管施設「ビクタン収容所」近くの
現金自動預け払い機(ATM)などで、ほぼ全額が引き出されていました。
現金引き出しに使用されたカードの名義は「イマムラ」でした。
指示役と実行役の具体的な接点が判明したのはこれが初めてです。
そのため、指示役「ルフィ」は今村被告の可能性が高いと見てさらに捜査を
続けています。