新型コロナが5類に移行されましたが、インフルエンザはこの時期になっても
収まらず、風邪は新型コロナが5類に移行後に急増しています。
注意してください!
インフルエンザの流行継続は10年ぶり
インフルエンザの流行期は12月〜3月とされていますが、6月に入った今も流行を続けています。
これは10年ぶりのことです。
厚生労働省の発表によると
全国約5000箇所の定点医療機関の報告では5/28までの一週間で
報告総数:7975人
一医療機関あたりの報告数:1.62人 (流行の目安は1人以上)
宮崎県:7.07人 長崎県:4.14人 愛媛県:3.67人となっています。

子供の夏風邪:ヘルパンギーナ・RSウィルス
国立感染症研究所の6日の発表によると
夏風邪の一つヘルパンギーナの患者数は新型コロナ5類移行前の5倍
RSウイルスは2倍に上りました。
いずれの感染症も通常7月に流行するウィルスです。
全国約3000箇所の小児科定点医療機関の報告では5/28までの一週間で
一医療機関あたりの報告数:ヘルパンギーナ1.33人・RSウィルス1.95人
5類移行前の一週間はそれぞれ0.28人、0.99人でした。
流行の原因
インフルエンザの流行は、新型コロナウイルス感染対策によって
ほぼ封じ込められていましたが、多くの人が感染対策によって免疫力が低下。
5類移行により人々の動きが活発化し、流行しているとの指摘があります。
また、インフルエンザワクチンはこの時期にはすでに効力が無くなっています。
ヘルパンギーナ・RSウイルスについては子どもの夏風邪ですが、
本来子どもは、様々な感染症にかかりながら免疫を獲得していきますが、
こちらも徹底した感染対策により、免疫を獲得せずにいた子どもが今年になって
一気に感染が増えたとの見方です。
感染対策

感染対策の基本はやはり手洗い。特に子どもはコロナが長く窮屈な生活の反動から
手洗いなどの感染対策を疎かにしがちです。
しっかり親御さんが啓発していくことが大切です。
またモアスクの着用が任意になりましたが、咳が出る場合や体調不良の時は
適宜着けるようにしましょう。
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