天皇皇后両陛下の外国訪問先は誰が決めているの?

社会
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両陛下インドネシアへ

2023年6月17日から6月23日までインドネシアを公式訪問されます。

国際親善のために外国を訪問されるのは令和初です。つまり天皇即位後初です。

天皇、皇后のインドネシア訪問は1991年10月の上皇ご夫妻以来、32年ぶり。

ちなみに、両陛下に同行する随員が発表されました。

首席随員は、福田康夫元首相。日本インドネシア協会の会長を務めています。

目的

宮内庁HPによると、両陛下のご訪問の目的は

国際親善のため外国をご訪問になるほか、外国王族のご葬儀にご参列などの機会に外国に赴かれます。

ご訪問の際は、その国の元首をはじめとする各界各層の人々と広くお会いになり、

各地で、歴史・文化・産業・社会福祉などに関係する多くの施設をご訪問になっておられます。

とのことです。

陛下が行きたい国に行っている?

天皇陛下は自分で行き先を決めて訪問なさるのでしょうか。

たくさんの招待を受けている

読売新聞より

実は天皇皇后両陛下の元には、世界中から招待状が届いています。

今では世界唯一の「エンペラー」であるとともに、戦後の歴代天皇たちが

ストイックに世界中の国々との親善を図り続けていたため、

こんにち天皇陛下の元には世界中から招待状が届いているわけです。

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情勢や両国の関係を鑑みて政府が決める

しかし、天皇陛下が行きたい場所に行けるわけでは無いようです。

行き先は、政府が情勢や両国の関係のタイミングを見て決定しています。

ここでいう政府とは、中央省庁のことです。

外務省、内閣府、宮内庁などが行き先を選定しているようです。

今回のインドネシアについては、

ジョコ大統領は同国に招待したいという内容の親書をご即位直後に宮内庁へ届けており、

昨年来日した際にも、陛下に直接“ぜひお越しください”と伝えていました

また今年インドネシアは、東南アジア諸国連合(ASEAN)の議長国です。

岸田文雄総理が進める東南アジア諸国との関係を深めるという意味合いもあります」

(宮内庁関係者)

という理由からのようです。

最終的には閣議決定

現在ご訪問の最終的な責任は内閣が負うとの解釈が確立されています。

最後は閣議決定がなされ、正式にご訪問先が決められるのでした。

かねてより、インドネシア政府から、天皇皇后両陛下に対し

同国を御訪問願いたい旨の招請があった。

ついては、我が国と同国との友好親善関係に鑑み、

両陛下に同国を公式に御訪問願うことといたしたい。

御日程については、6月17日東京御出発、同月23日御帰国の予定である。

令和5年6月9日 閣議決定

とあります。

まとめ

やはり行きたいところを陛下が決められるわけでは無いのですね。

それでも笑顔を絶やさず、訪問日程をこなされている両陛下は本当に

素敵ですね。

ちなみに海外旅行に行かれる際は、ある程度好きな場所が選べるらしいですよ。

よかったです。

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