人口世界1位 [インド]:厄介なゲームチェンジャーになる国

社会

2023年インドが中国を抜いて総人口世界1位の国になります。

その数14億人超え!

これからインドが世界を席巻することが確実視されているため

各国ともインドに大変注目しています。

ではインドは、世界とどのように向き合っているのか。お伝えします。

インド基本情報

インドは南アジアに位置する広大な国であり、面積は世界第7位の広さです。

現在グローバルサウスと言われている国々の代表的な存在です。

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地理と気候

インドは、ヒマラヤ山脈の北部から、アラビア海とベンガル湾に囲まれた

広大な領土を持つ国です。北部の山岳地帯から南部の熱帯地域まで、

多様な地形と気候が存在します。インドには多くの川や河川があり、

ガンジス川やインダス川などが特に有名です。

文化と宗教

インドは多様な文化と宗教の融合した国として知られています。

ヒンドゥー教が最も広く信仰されており、

その他にもイスラム教、キリスト教、シク教、ジャイナ教、仏教など

が存在します。

さまざまな宗教の祭りや儀式は、カラフルで華やかなイベントとして知られています。

Unsplashpavan guptaが撮影した写真

言語

インドには多種多様な言語が存在し、ヒンディー語が公用語として使用されています。

ただし、各州や地域には独自の公用語もあります。

英語も広く使用され、政府やビジネスの場でも一般的なコミュニケーション手段となっています。

経済と産業

インドは急速に発展している経済大国であり、IT、自動車産業、製薬、農業など、

多様な産業が栄えています。

特に情報技術(IT)セクターは、インドの経済成長の主要なドライバーの一つです。

インドは世界中から多くの外国投資を引き寄せ

グローバルなビジネスの拠点としても重要な役割を果たしています。

観光

インドは観光地としても非常に人気があります。

タージマハルやデリーやアグラの歴史的な遺跡、

ケーララ州のバックウォーターやラジャスターン州の宮殿など、

多くの見どころがあります。

また、ヨガリトリートやスピリチュアルな場所も魅力的な観光スポットです。

マハトマ・ガンジーもインド出身の人ですね。

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食文化

インドといえばカレーですよね。

カレー以外のインド料理も世界的に有名であり、その多様性と風味が特徴です。

スパイスの使い方や地域ごとの料理スタイルが異なり、

バターチキン、ティッカマサラ、ダールなどの料理は、世界中で愛されています。

また、ストリートフードもインドの食文化の重要な要素であり、

パニプリやサモサなどの美味しい軽食が楽しめます。

ベジタリアンが非常に多いのもインドの特徴の一つです。

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インドの謎の外交

欧米寄り?

インドのモディ首相がG7広島サミットにゲストとして招待されたり、

日本、アメリカ、オーストラリアとともにQuad(クワッド)の枠組みに参加しています。

親ロシア?

ロシアのウクライナ侵攻に対して国連の安全保障理事会で即時に

無条件かつ完全な撤退を求める決議案が、

全国連加盟国 191 カ国中、賛成 141 カ国で可決されました。

しかしこの時インドは決議を棄権しています。

また、ロシアに対して各国が制裁を強化している中で、

インドはロシアからの石油輸入量を増やしました。

中国とはどうなのか?

中国と国境を接しているインドは、時々中国にちょっかいをかけられ

国境線で武力衝突が起こっています。

冷え切っている両国の関係ですが、インドの貿易輸出先際1位は中国なのです。

大国への地位固め

みんなお友達

前記の通りインドは敵を作らない「等距離外交」を推し進めています。

ロシアのウクライナ侵攻をきっかけに露見した米中分断の時代。

そんな時代の中、どちらにも近づき過ぎず第3の国として存在感を益々増しています。

今後25年以内にで先進国になる

これは昨年のインド独立75周年の演説でモディ首相が掲げた目標です。

つまり独立100周年の時には世界のトップに入ると宣言しました。

人口が増えると少し遅れて経済発展がやってきます。

今やインドは人口世界1位ですから、この宣言はかなり現実味があると言えます。

現に2022年の実質国内総生産(GDP)は世界第5位!

植民地時代に支配されていた国、イギリスを抜き去り世界第5位になりました。

世界から非難させない立場

ロシア非難の決議を棄権したり、石油を買ったり、逆にクアッドに参加したり

世界の枠組みという枠組みを飛び越えて外交するインド。

極め付けは核保有国であるということです。

独自に核開発を続けている北朝鮮やパキスタンは厳しい制裁が下されています。

しかしインドは核保有が許されています。なぜか。

それはこれからインドと仲良くしておいた方が良いという考えが全世界に

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広がっているからです。

人口が増える国は必ず経済発展するからです。

またインドはIT大国でもあります。これからの時代

ITは不可欠です。

そのため潜在的な市場としてインドは超優良です。

だからどの国も仲良くするために

今必死にインドに気を遣っているわけです。

まとめ

インドは今後必ず大国になります。

態度を明確にしないその立場で勢力図をコントロールするゲームチェンジャー

になり得る存在です。

今後の動きに注目してみてください。

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