100%廃棄物だったものが映えるアウトドアアイテムに
あるものから出来てる着火剤
愛媛県今治市は
今や言わずと知れた高品質タオルのNo1生産地です。
そんな今治市の染色メーカーがアウトドアで使用する「着火剤」
を開発しました。
100%廃棄していた厄介者
商品名は「今治のホコリ」
今治の誇り!
今治の埃(ほこり)です!
染色したタオルを乾燥させると、乾燥機のフィルターには綿ぼこりが付着します。
その量は1日当たり120リットルのごみ袋2つ分(240リットル)に及び、
当然、廃棄費用も発生していました。
綿ぼこりは、たまると電気系のショートなどで、
工場火災を誘引する染色工場の“やっかいもの”。ですが、
その特徴から「ふと、その燃えやすさを生かし、着火剤を作れないかと思いついた」
とのことです。
開発したのは西染工株式会社
西染工は創業70年の老舗染色会社です。
近隣のタオルメーカーの依頼を受け、タオルの染色を担ってきました。
同商品の生みの親で、自身もキャンパーでたき火愛好家だと語る
西染工の福岡友也商品事業部長が思いついた発想は
すぐに着火できる使い勝手の良さと、サステナブルなアイデア
映える見た目で大注目を集め、一躍人気商品となりました。
現在では発売当初の20倍の売り上げとなっています。