YAMAP
登山する人なら知っている
日本の登山人口は約460万人。
これに対してYAMAPのダウンロード数は、
2022年3月現在で約300万ダウンロードに上ります。
つまり、理論上では登山人口の半数以上が
スマホにYAMAPを入れていることになります。
![](https://tyurosinokizuki.com/wp-content/uploads/2023/06/mountain-gfa2fc87ec_640.jpg)
ここが凄い
YAMAPは予めアプリから地図をダウンロードしておけば
スマホのGPS機能を利用することで、
電波の届かない山の中でも現在位置を知ることができるアプリです。
登山中の遭難原因の大半を占める「道迷い」を回避することができる。
また、登山者の位置情報が山岳警備隊などの遭難者の捜索・救助活動に
活用されることもあります。
![](https://tyurosinokizuki.com/wp-content/uploads/2023/06/crystal-mirallegro-C6GmjaUWmBU-unsplash-1.jpg)
コミュニティにも
また、YAMAPには過去の登山ルートや写真などをシェアする「活動日記」
という機能があり、シェアされたコンテンツをきっかけに
ユーザー同士がつながっています。
「ツールとコミュニティをワンストップで提供している点がポイントです。」
社長の春山慶彦氏は話します。
YAMAP 社長 春山慶彦氏
プロフィール
1980年生まれ
・福岡県春日市出身
・同志社大学法学部 卒業
・アラスカ大学フェアバンクス校野生動物管理学部 中退
・現在、株式会社ヤマップ 代表取締役社長
信念
「人と山をつなぐ 山の遊びを未来につなぐ」
これがアプリを運営するYAMAPの企業理念です。
代表の春山慶彦は、「現代人、特に都市に住む人々にとって、
“山”をもっと身近なものにするために創業した」といいます。
人と山をつなぎたい、と思った直接的なきっかけは2011年の東日本大震災。
自分たちはとんでもない時代に生きていると実感し、
直接支援より自分にはできることがあるはず と
自然災害の悲しい出来事を事業に転換してプラスのインパクトを与えたいと
思ったそうです。
YAMAP誕生
この考えがYAMAPに発展したのは、
同年5月に大分県の九重連山を登っていたときのこと。
ふとスマホの地図アプリを見ると、
圏外のため地図そのものは表示されていなかったが、
自分の現在位置を示す印は表示され、移動もしていました。
「スマホの電波の有無に関係なく位置情報は表示される」。
そのことに改めて気づいた時、「自分がやるべき仕事はこれだ」と、
ビジネスアイデアが降りてきたと言います。
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